- ごあいさつ
- 冬のある日、カメラを抱えたお婆さんが由比ヶ浜海岸を歩いていると波に乗ってきたロックシンガーと出会いました』後世にこんなおとぎ話を書き残せたら、嬉しいです。そのロックシンガー(NOBUさん)のおかげでこのようなサイトを作ることができました。感謝しております。不定期ではありますが作品をアップしていきますので今後とも宜しくお願い致します。
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- 長嶋絹絵プロフィール
- 横浜生まれで横浜在住。 主婦。うお座。A型。子年を何回か飛び越えてきた年齢です。趣味は旅行と料理とお酒と小説を書くこと。カメラ歴2年。撮り溜めた写真を繰り返し見続けていても飽きることがないほど、納得のいくものを撮っていこう思います。
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野武士
樹齢800年といわれる百槇(びゃくしん)の樹を見上げつつ、どれほどの根が大地に這っているのだろうと思っているうち、樹そのものが勇壮な男に見えてきた。シャッターを切った瞬間、タイトルが決まった。
待って!
寒かったこの冬、思わぬほどの雪が降った。豪雪地帯の方たちには笑われてしまいそうだが、足もとが怖くてとうとう家から出られなかった。窓からプラタナスの樹を見ているうちに、やはり雪には不慣れな彼等にも意思があるような気がしてきた。「もう、降るな!」・・・と。
凍吠え
バケツの水が凍った朝。氷を引きあげてマクロレンズで撮った。どれほどの確率でこういう偶然が現れるのか。まさか、氷の中に犬が潜んでいたとは。10年前に亡くなった我が家の柴犬・ごん吉に似ていたことにも驚き。この冬の宝物になった作品。
熟練
携わった伝統の技を継承していく信念を感じて、このかたのみを激写。お顔もきりりとしていたけれど足袋の穴と年数を感じる指から、タイトルはシャッターを切っているときから決まっていた。撮影は、川崎市立日本古民家園。
神放連にて推薦賞。
天地創造
辺り一面がみるみるうちに黄金色に染まり、茫然としてしまった。「昨日の空、すごかったわね」と人にいうと、「そうだった?」。あの空に気が付かなかったことに、こちらが驚く。その様を説明するも、相手はあたかも私の空想を訊いているかのような反応に、話し言葉は難しいと思った。何の画像処理もしていないこの写真を見せれば済んだのに。
燃えた日
ふらりと出かけた帰り。鰯雲だった空が急に赤く染まりだした。川が夕焼け以上に色を増したのが不思議だった。この川の中にはボラの子や鯉がたくさん泳いでいるはず。ピンクになった水にさぞ、驚いていただろう。
密林
広漠とした原生林はシンと静まりかえっていた。しかしこの中には未発見だが3000もの部落があると考えられるらしい。種族ごとの言語があるのだが調査隊に通じる訳もない。彼らの文化を想い巡らした。我々と共通するものはなにか。家族愛・友情・生への希望・喜び・悲しみ・願い。歌は、踊りは。だが、そっとしておいてあげたいと思う。